ブルー・オーシャン戦略実践入門

題名:ブルー・オーシャン 戦略実践入門

著者:安部 徹也

《 概要 》

多数の企業が陥っているレッドオーシャンから脱して、差別化と低コスト化を同時に実現するバリューイノベーションを起こして、既成概念以外の顧客もターゲットして競合がないビジネスモデルを築いていくブルーオーシャン戦略の実践方法を順序立てて説明している本です。

《 要点 》

・レッドオーシャンの3つの戦略。差別化戦略、コスト・リーダシップ戦略、集中戦略。

・陥りやすいレッドオーシャンの6つの落とし穴。直接競合するライバルしか見ない、小さなグループ内でのみ戦う、ライバルと同じ顧客しか見ていない、製品単体の勝負に固執、同業他社と同じ製品特性での勝負に固執、短期的な目先の利益とらわれる。

・バリューイノベーション。差別化と低コスト化を同時に実現。QBハウスの例 差別化 エアウォッシャーシステム、待ち時間を知らせる信号。低コスト化ヘアカットに特化し他サービスは無くす、チケットの自動販売機。

・実行プロセス。競争構造の分析、ターゲットの明確化とニーズの把握、8つのパスでコンセプトを明確化、ビジネスモデルの再構築、価格設定とコスト戦略。

・競争の程度の把握の仕方。戦略キャンバスを使用。競争要因をリスト化、例 生保業界 - 品揃え、価格、ブランド、人的販売、アフターサービス、インターネットの活用。自社や競合相手を各項目で採点。

・非顧客に目を向けて、新たなニーズを発掘する。非顧客の分類、それぞれの共通点にフォーカス。

・8つのパス。代替産業に注目、類似する他の業界グループから学ぶ、違う買い手グループに注目する 市場レベル。補完財・補完サービスを検討、機能志向と感性志向を切り替える、他の成功事例を組み合わせる 製品レベル。将来を見通す、海外の成功事例を持ち込む マクロ環境レベル。

・効用マップ。6つの要素と顧客経験ステージを組み合わせて購入の際の障害を取り除く。6つの要素、シンプルさ、利便性、生産性、リスク、楽しさ、環境。

・プライス・コリドー・オブ・ザ・マイナス。スキミング・プライシング、ペネトレーション・プライシング。

・4つのアクション、取り除く、減らす、増やす、付け加える。優れた戦略の条件、メリハリ、高い独自性、訴求力のあるキャッチフレーズ。

《 感想 》

駅でよく見かける「QBハウス」という激安の理髪店について本文でよく出てくるが、本書を読む前は牛丼屋のように主に人件費や仕入原価を抑えて価格のみで勝負するビジネスかと思って見ていたが、シャンプーがいらないエアウォッシャーやヘアカットに特化して余分なサービスをコストを下げる、離れている場所からも混み具合が分かる信号灯等、バリューイノベーションを戦略的に考えている企業であることを実感しました。

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