図解雑学 資本主義のしくみ

題名:図解雑学 資本主義のしくみ

著者:八木 紀一郎・宇仁 宏幸

《 概要 》

資本主義という言葉はなんとなく使っていますが、封建制から移行した歴史的な経緯、基本要素である私的所有・貨幣・労働・信用と銀行役割、市場と市場以外(コーデネーション)の役割、日本型・ドイツ型・米国型それぞれの資本主義形態の生産組織・雇用制度のちがいや特徴について学術的な視点から書かれた書籍です。

《 要点 》

・資本主義とは主義(イズム)という文字があるため思想のようにですがそうではなく、社会のしくみ。

・資本主義は、経済活動が資本にもとづいて行われ、また成果も資本の蓄積に結び付く社会のしくみ。

・「資本」は経済的な価値(貨幣的価値)としてひとまとめにでき、また、この価値によって経済活動の具体的なあり方が支配されていることを表します。

・資本主義的発想:お金に稼がせる、就職即雇用。

・イスラムの反資本主義。イスラムの世界観だと資本は偽の神として君臨している。

・資本主義の基本要素。私的所有・分業・商品生産・貨幣・企業・雇用・信用創造。

・再生産。再生産により、利潤の蓄積や生産能力の拡大をしていく。拡大再生産。

・貨幣経済の特性。マネタリーベース、マネーサプライ。

・封建制と資本主義。封建制は暴力的強制による労働、資本主義はシステム的強制による労働。

・市場は環境問題を解決できない。市場による調整と市場によらない(コーディネーション)調整。コーディネーション = 政府の規制・労使間の調整・企業間の調整。時間はかかるがコーディネーションによる調整が効率が良い。

・日本型・ドイツ型・米国型資本主義の特徴。技能形成、生産組織、雇用制度、労使関係、資金調達、企業統治。

《 感想 》

資本主義の中で、現代は原子的競争(個人単位での競争)から巨大企業による寡占的競争になり新規参入するためには巨大な固定資本がないと参入が困難になっているとあります。

しかし、インターネットの出現・発達により小資本が市場の隙間やコアな層を囲い込む手法で参入できることが可能な世の中に変わりつつあると思います。
資本主義の形態はインターネットによりまだまだ変化していくと思います。

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